大相撲の式秀部屋は、1992年に元小結・大潮が創設した部屋を前身とします。2013年1月、現役時代に豪快な塩まきと土俵上の熱い闘志で絶大な人気を誇った元幕内・北桜(式秀親方)が第9代式秀として部屋を継承しました。
相撲部屋といえば、古くから「厳しい上下関係」「過酷な稽古」「スパルタ指導」が代名詞とされてきました。しかし、式秀親方が打ち出したスローガンは「明るく楽しく元気よく」という、従来の相撲界のイメージを180度転換させる画期的なものでした。
親方は「褒めて伸ばす指導」を徹底し、相撲未経験者や小柄な入門希望者であっても門前払いせず受け入れる姿勢を貫いています。「土俵の上では誰もが主人公になれる」という温かい眼差しは、入門のハードルを下げ、若者たちが相撲に挑戦しやすい環境を生み出しました。