「しています」は失礼?「しております」との違いとビジネス敬語の正解

「しています」は失礼?「しております」との違いとビジネス敬語の正解

「しています」は失礼?「しております」との違いとビジネス敬語の正解について押さえておきたい 理由を厳選して解説いたします。

敬意を払おうとするあまり、文法的に誤った敬語を使ってしまう「敬語のインフレ現象」がビジネス現場で頻発しています。特に注意すべき典型的な誤用パターンを解説します。

代表的な誤用が「二重敬語」です。同じ種類の敬語(尊敬語+尊敬語、謙譲語+謙譲語)を1つの語の中で重ねて使ってしまう現象を指します。

【誤用例と修正】
❌ 「資料を拝見させていただいております」(「拝見する」と「させていただく」の二重謙譲語)
⭕ 「資料を拝見しております」

❌ 「〇〇様がお越しになられました」(「お越しになる」と「〜られる」の二重尊敬語)
⭕ 「〇〇様がお越しになりました」

また、相手の動作に対して謙譲語を使ってしまう誤用も後を絶ちません。「お客様が申されたように(正しくは:おっしゃったように)」「社長が拝見されました(正しくは:ご覧になりました)」といった混同は、敬意の方向が逆転してしまう重大なマナー違反です。主語が「自分(社内)」なのか「相手(社外・目上)」なのかを常に意識する論理的思考が求められます。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。