受験研究社を語る上で欠かせない代表作が、小学生・中学生向け総合学習参考書の金字塔である『自由自在』です。1953年の創刊以来、改訂を重ねながら親・子・孫の3世代にわたって読み継がれてきた本シリーズですが、現代の教育現場における『自由自在』の評判はどのように推移しているのでしょうか。
大手進学塾に通う保護者や指導現場への取材から浮かび上がったのは、「塾の授業やテキストで生じた疑問を自宅で完全に自己解決できる、唯一無二の家庭用レファレンスブック(辞書)」という確固たる評価です。近年の『自由自在』は、オールカラーの視覚的な図版や写真資料が豊富に盛り込まれ、理科の実験手順や社会の歴史的背景、算数・数学の概念構造が一目で理解できるように設計されています。
特に中学受験のおすすめ教材として、サピックスや日能研、四谷大塚などの進学塾に通う家庭では、塾テキストの解説だけでは納得しきれなかった単元を深掘りするための副教材として重宝されています。また、公立・私立を問わず高校受験の対策においても、中学3年間の全範囲を網羅しているため、定期テスト前の総復習から難関高入試の土台固めまで、手元に1冊置いておくことで学習の不安を根本から解消する役割を果たしています。