美しさを際立たせるプロポーションにおいて、首の長さ 黄金比率は「全頭高(頭頂から顎先までの長さ)に対して約3分の1」が理想値とされています。日本人成人女性の平均全頭高は約22〜23cmであるため、首の露出長が7.5〜8cm前後しっかり確保されていれば、黄金比に沿った均整の取れたバランスが成立します。
首が長く見えるかどうかは、単体の一本立ちした長さではなく、首の太さや顔の輪郭とのコントラストによって決まります。周囲の対象物によって中心の大きさが変わって見える「エビングハウス錯視」と同様に、首が細い人は首が長く見え、顎下から肩へのラインが鋭角であるほど首元の抜け感が強調されます。
鎖骨の角度も視覚的な長さに直結します。理想的な鎖骨はほぼ水平、あるいはわずかに外側へ向かって2〜3度ほど上がっている状態です。肩が内側に巻き込まれて鎖骨がV字に吊り上がってしまうと、首の付け根が上に引き上げられ、黄金比率から大きく外れてしまいます。