痩せたのに肝機能悪化?過度なダイエットが招く「飢餓脂肪肝」の罠

痩せたのに肝機能悪化?過度なダイエットが招く「飢餓脂肪肝」の罠

痩せたのに肝機能悪化?過度なダイエットが招く「飢餓脂肪肝」の罠の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

体重計の数値が右肩下がりに減っているにもかかわらず、血液検査でAST(GOT)やALT(GPT)の値が3桁近くまで跳ね上がるケースがある。これらは本来、肝細胞の中に存在する酵素だ。肝臓に過度なストレスがかかり細胞膜が破れると、血中へ大量に漏れ出して測定値が急上昇する。

一般的な認識では、肝機能の悪化といえば「食べ過ぎ・飲み過ぎ・肥満」が原因と思われがちだ。しかし、短期間での急激な体重減少に伴う肝機能障害は臨床現場でも頻繁に報告されている。代謝の許容量を超えたペースで減量を強行すると、肝臓はエネルギー飢餓と過剰な脂質処理の板挟みになり、深刻な細胞障害を起こす。

健康診断の判定で「C」や「D」が出た場合、「痩せたから健康になったはず」と放置するのは極めて危険だ。自覚症状がないまま肝細胞の壊死や線維化が静かに進行している可能性がある。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。