東京のマーケティング企業が今年1月に実施した全国意識調査は、関係者に小さくない衝撃を与えた。「熟女と呼ぶにふさわしい年齢は?」という設問に対し、最も多かった回答は「50代(52.4%)」だったのだ。10年前の同様の調査では40代前半が主流だったことを考えると、この10年で人々の認識は約10歳も後ろにずれたことになる。
背景にあるのは、言うまでもなくアクティブシニアの増加だ。今の50代は、ファッションを楽しみ、キャリアを継続し、SNSで日常を発信する。かつて描かれた「落ち着いた主婦」のイメージはそこにはない。実年齢と外見、そして行動力のギャップが、定義の境界線を押し上げているのだ。