作中において、ウイング師範がゴンとキルアに対して課したことで広く知られる水見式。その手順は極めてシンプルです。並々と水を注いだグラスの上に、浮力のある軽い葉(または木の葉の切れ端など)を浮かべ、グラスの両脇から両手をかざして「錬(オーラを増幅させる技術)」を行います。その際、水や葉に現れる微細な物理現象によって、術者の天賦の属性を識別します。
ハンターハンター念能力の体系において、この水見式によって引き起こされる反応は以下の6パターンに厳密に定義されています。
- 強化系:グラスの中の水量が増加し、縁から溢れ出る。
- 変化系:水そのものの味が変化する(酸っぱくなる、甘くなるなど術者により異なる)。
- 具現化系:水中に結晶や澱(おり)のような不純物が出現する。
- 放出系:水の色が変化する。
- 操作系:水面に浮かべた葉が不自然に動く。
- 特質系:上記のいずれにも当てはまらない全く別の変化(葉が枯れる、水が蒸発する、グラスが粉砕するなど)が起きる。
このように、水見式のやり方と変化はオーラが周囲の物質に与える干渉パターンを直接的に視覚化する仕組みです。肉体や物質の本来持つ性質を純粋に引き上げるのか、オーラ自体の性質を変形させるのか、あるいは物理的な実体を結ばせるのか。この6つの基本原理が、後述するキャラクターたちの性格傾向や行動様式と驚くほど密接にリンクしています。