彼女の不在が世間に最も強い違和感を与えたのが、国民的大ヒットシリーズ『踊る大捜査線』における不可解な処遇でした。水野が演じた柏木雪乃は、織田裕二演じる青島刑事や柳葉敏郎演じる室井管理官らと並び、物語の根幹を支える最重要レギュラーキャラクターの一人でした。
2005年公開のスピンオフ映画『交渉人 真下正義』では真下(ユースケ・サンタマリア)との結婚劇が描かれ、ヒロインとしての役割を全うしたものの、2010年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』には一切出演しませんでした。作中では「産休中」という設定で処理され、劇中に本人の姿がない不自然な演出は、多くのファンに大きな疑問を残しました。
2012年の完結編『踊る大捜査線 THE MOVIE4 新たなる希望』でわずかなシーンのみ復帰を果たしたものの、全盛期の活躍を知るファンからすれば形式的な出演に過ぎず、事務所独立の余波がいかに大きかったかを物語る象徴的な出来事となりました。