五輪で前人未到のメダルラッシュを築いたマイケル・フェルプスが、現役時代に1日1万キロカロリー以上を貪り食いながらも体脂肪を極限まで削ぎ落としていたエピソードはあまりに有名だ。また、日本が誇る平泳ぎのレジェンド北島康介のようなトップスイマーたちも、驚異的な筋肉量と推進効率を武器にエネルギーを爆発させている。
彼らがどれだけ食べても太らない理由は、日常の圧倒的な練習量に加え、桁違いの基礎代謝を備えているからにほかならない。推進技術が未熟な初心者がプールでダラダラと漂うように泳いでも、筋肉を効果的に収縮させられず、十分な代謝インパクトは生まれない。アスリートの食事量やイメージだけを真似てプールに通っても、体脂肪率を減らすどころか単なる疲労と過食のループに陥るのがオチだ。