両者の難易度差を如実に物語るのが、司法書士と行政書士の合格率比較および勉強時間の違いです。データから読み取れる客観的なギャップは次の通りです。
行政書士試験の合格率は毎年10%〜15%前後で推移しており、絶対評価(300点満点中180点以上で合格)が採用されています。他方、司法書士試験の合格率は4%〜5%台と極めて狭き門です。相対評価の側面が強く、午前・午後の択一式および記述式のそれぞれに「基準点(足切り)」が設定されているため、1問のケアレスミスが命取りになる構造を持っています。
学習量に関しても、行政書士が一般的に600〜1,000時間(1日2時間の学習で約1年)とされるのに対し、司法書士は3,000時間以上(1日3時間でも3年近く)が標準的な目安とされています。出題科目数も司法書士は11科目に及び、不動産登記法や商業登記法といった実務直結の手続法を極めて細部まで記憶しなければなりません。