四国別格二十霊場の全貌解剖|八十八ヶ所との違いや念珠集め・巡礼ルート

四国別格二十霊場の全貌解剖|八十八ヶ所との違いや念珠集め・巡礼ルート

四国別格二十霊場の全貌解剖|八十八ヶ所との違いや念珠集め・巡礼ルートに関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

Q1:四国八十八ヶ所の専用納経帳に、別格の御朱印を一緒に重ねて書いてもらえますか?
A1:原則としておすすめできません。多くの寺院で断られるか、別冊を促されます。別格二十霊場には装丁の整った「別格専用の納経帳(朱印帳)」が各札所で販売(2,000〜3,000円程度)されています。念珠玉を保管するポケットが付いた専用帳もあるため、別格霊場専用のものを1冊用意するのが正式な作法です。

Q2:白衣(はくえ)や金剛杖などの遍路装束は八十八ヶ所と同じもので良いですか?
A2:はい、全く同じ装束で問題ありません。白衣、輪袈裟(すがけ)、金剛杖、納め札、線香・ローソクなど、八十八ヶ所で用いる巡礼具をそのまま使用します。納め札については、別格霊場専用の納め札も販売されていますが、八十八ヶ所の白札をそのまま納めても失礼にはあたりません。

Q3:公共交通機関(電車・路線バス)だけで別格二十霊場を巡ることは可能ですか?
A3:不可能ではありませんが、極めて難易度が高く、現実的ではありません。鯖大師本坊や海岸寺、龍光院など駅近の寺院もありますが、出石寺や大瀧寺、仙龍寺などはバス路線が廃止されているか、最寄りの集落から数時間以上の山歩きを強いられます。公共交通機関利用の場合は、主要駅から観光タクシーを組み合わせるか、公認先達が同行する専門のバスツアーを利用するのが安全です。

Q4:集めた念珠玉は、20個すべて揃わないとお数珠に仕立てることはできませんか?
A4:原則として20ヶ寺すべての玉を揃えて「百八煩悩滅除」の1本とするのが本来の形です。しかし、どうしても巡拝を中断せざるを得ない場合、霊場会公認店によっては不足分の玉を相談できるケースもあります。とはいえ、自らの足で集めきることこそに最大の功徳が宿るため、年月をかけて「区切り打ち」で完集を目指す巡礼者がほとんどです。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。