園内を足早に歩くと、真っ先に目に飛び込んでくるのは地平線まで続くかのような圧巻の花々だ。「飛竜の花道」や「花竜の道」と名付けられた大花壇では、春にはチューリップやネモフィラが青空のもとで色鮮やかなじゅうたんを敷き詰め、初夏にはアジサイ、夏には太陽を浴びて咲き誇るヒマワリが訪れる者の目を楽しませてくれる。秋になれば可憐なコスモスや真っ赤に色づくコキアが丘一面を染め上げ、いつ足を運んでも全く異なるコントラストに出会えるのが魅力だ。
正式名称を「国営讃岐まんのう公園」と呼ぶこの大型施設は、豊かな山林と池に囲まれた香川県まんのう町に位置し、地形のアップダウンを活かした立体的な景観美を誇る。芝生広場でピクニックを楽しむファミリーから、カメラを手に季節の一瞬を切り取る写真家まで、あらゆる世代がそれぞれの過ごし方で自然と戯れる光景が定着している。