カイくんは2002年10月10日、北海道むかわ町で誕生した北海道犬(アイヌ犬)のオスです。名門の動物プロダクションである湘南動物プロダクションに所属し、ドラマや映画、CMで活躍するタレント犬として育成されました。北海道犬特有の純白の被毛、ピンと立った三角の耳、そして強い意志を感じさせる凛々しい顔立ちが大きな魅力でした。
運命の転機となったのは、2007年にスタートしたソフトバンクのテレビCM「白戸家」シリーズです。樋口可南子さん演じる妻、上戸彩さん演じる娘、ダンテ・カーヴァーさん演じる息子という人間の家族の中で、なぜか一家の大黒柱である「白戸次郎」がお父さん犬として君臨するという斬新な設定は瞬く間に日本中の話題をさらいました。
その堂々たる佇まいと、大物俳優の北大路欣也さんによる重厚な声とのギャップが見事にハマり、CM好感度ランキングで長年トップを独占する社会現象へと発展。カイくんの人気はCMの枠を飛び越え、単独の『カイくん写真集』やフォトエッセイが何冊も出版されるなど、平成を象徴するトップアイドル犬となりました。