ソン・シギョンが日本の音楽ファンから別格の敬意を集めている要因の一つに、ソンシギョン日本語曲およびソンシギョンカバーアルバムにおける驚異的な完成度があります。
彼は独学に近い形で日本語を習得し、日本語能力試験(JLPT)最上級レベルに合格するほどの語学力を身につけました。バラエティ番組や音楽番組で見せる流暢なトークだけでなく、歌唱における「母音の響かせ方」や「子音の繊細なアタック」に一切の違和感がありません。
日本オリジナル曲「君がいるよ」や「追憶」、アルバム『DRAMA』に収録された小田和正、玉置浩二、スターダスト☆レビューなどの名曲カバーでは、原曲への深いリスペクトを保ちながらも、自身の持つシルキーなトーンで新たな息吹を吹き込んでいます。単に歌詞をなぞるのではなく、日本語特有の「行間」「侘び寂び」「言葉の重み」を正確に汲み取って歌い上げる姿勢は、日韓双方の音楽プロデューサーから極めて高く評価されています。