松本明子「四文字事件」の全貌|生放送絶叫から謹慎2年、復帰と現在

松本明子「四文字事件」の全貌|生放送絶叫から謹慎2年、復帰と現在

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昭和テレビ史に刻まれた衝撃的な事件が起きたのは、1984年3月31日深夜から4月1日未明にかけてのことでした。フジテレビ系列の深夜生番組『オールナイトフジ』と、ニッポン放送の看板ラジオ番組『オールナイトニッポン』が連動した特別生放送番組において、その事故は突如として全国のお茶の間に届けられました。

当時17歳、デビュー2年目を迎えていた松本明子は、スタジオの異様なハイテンションと深夜特有の解放感の中にいました。番組内でメインパーソナリティを務めていた笑福亭鶴光と、当時お笑い界の急先鋒だった片岡鶴太郎が、松本明子に対して執拗に仕掛けを行いました。「スタジオの向こうにいる好きな男の名前を言え」「思い切ってあの言葉を言ったら、一躍全国のスターになれる」と持ちかけたのです。

芸能界の洗礼に純朴だった彼女は、生放送のカメラが自らに向けられた瞬間、制止を振り切るようにして女性器を指す過激な放送禁止用語(いわゆる「お〇〇〇」の四文字)を大声で連呼しました。発言の直後、スタジオは静寂に包まれ、煽っていた笑福亭鶴光や片岡鶴太郎も顔面蒼白となり、フロアディレクターが激怒して飛び込む事態となりました。即座にスタッフによって画面から引きずり下ろされたものの、テレビとラジオの同時生放送という逃げ場のない状況下で、その音声と映像は全国へ生中継されてしまったのです。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。