二人の出会いは1996年、ドラマの現場に遡る。松本明子が共演していたのは、本宮泰風の実兄である原田龍二だった。撮影の合間、原田がふと漏らした「弟を連れてきていいですか」という一言が、すべての始まりとなる。
現場に現れた本宮泰風を一目見た瞬間、松本明子の胸に雷が落ちた。「この人と結婚する」。直感という言葉では足りないほどの確信だった。当時、松本明子はワタナベエンターテインメントの看板タレントとして多忙を極め、本宮泰風はトリプルエーに所属し頭角を現し始めた若手俳優。知名度もキャラクターも大きく異なる二人だったが、松本の行動力は圧倒的だった。
出会ったその日のうちに実家へ招き、両親に紹介。さらに交際が始まって間もない頃、松本自ら「私と結婚してください」とストレートに逆プロポーズを敢行する。突然の申し出に本宮は動じることなく「よろしくお願いします」と応じた。交際期間わずか数か月での電撃婚は、当時大きな話題を呼んだ。