松本を語る上で欠かせないのが、ライブプロデュースに対する異常なまでの美学と技術革新への情熱だ。照明のミリ単位の角度、音響の反響、観客の視線誘導に至るまで、すべての要素を自ら制御する彼の演出力は一目置かれている。客席に身を置き、ノートを手に細部を詰め直す姿は、まさに職人そのものだ。
後輩グループのコンサートプロデュースで見せた手腕も記憶に新しく、彼の頭脳には常に「観客をいかに驚かせるか」という純粋な衝動が充満している。ステージの裏側に立つ彼の眼光は、表現の限界を押し広げようとする意志に満ちている。