松田兄弟を語る上で欠かせないのが、日本芸能史に類を見ないアーティスティックな家族構成です。父は言わずと知れた名優・松田優作さん。映画『蘇える金狼』『野獣死すべし』やドラマ『探偵物語』、そしてハリウッド映画『ブラック・レイン』で世界に衝撃を与えたカリスマですが、1989年に39歳の若さで急逝しました。
母は女優であり、写真家や映像監督としてもマルチな才能を発揮する松田美由紀さん。さらに母方の伯母には実力派女優の熊谷真実さんが名を連ねています。そして龍平さん、翔太さんの妹にあたるのが、ミュージシャンやタレント、女優として枠にとらわれない発信を続ける長女の松田ゆう姫さんです。
家族全員が突出した自己表現力と美学を持ち、互いを「一人の表現者」として尊重し合う風通しの良さが、松田家の大きな特徴です。幼少期からアートや映画、音楽に囲まれて育った環境が、兄弟の研ぎ澄まされた感性の土台となっています。