Q1:下腹部の痛みが右側にあるのですが、それでも憩室炎の可能性はありますか?
A1:十分に考えられます。欧米人に比べて日本人や東洋人は右側の大腸(盲腸や上行結腸)に憩室ができやすい傾向があります。右下腹部痛は虫垂炎(盲腸)と症状が酷似しているため、自己判断せずCT検査が可能な消化器内科を受診してください。
Q2:一度憩室ができてしまったら、自然に消えることはないのでしょうか?
A2:大腸憩室は腸壁の構造的な窪みであるため、薬や食事で消えることはありません。ただし、憩室があること自体は病気ではなく(大腸憩室症)、炎症さえ起こさなければ治療の必要もありません。便通コントロールを維持し、炎症を起こさせない環境作りが肝要です。
Q3:下腹部が痛むとき、市販の痛み止めを飲んで様子を見てもよいですか?
A3:おすすめできません。特にロキソプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、腸粘膜の血流を低下させ、憩室炎の悪化や腸管穿孔・出血のリスクを高めることが指摘されています。痛みを薬で隠してしまうと受診遅れにつながるため、速やかに医師の診察を受けてください。