バブル崩壊も彼を直撃した。投資目的で購入したマンションの価値が暴落し、数億円とも言われる巨額の借金を背負うことになる。モデルとしての仕事は激減し、俳優としてのオファーも途絶えた。当時の彼は、まさに人生のどん底にいた。
後年のインタビューで、彼はこの時期に「パチンコで生計を立てていた時期があった」と告白している。かつてのカリスマモデルが、帽子を目深にかぶってパチンコ店に通い詰める日々。しかし、この泥臭い経験こそが、後に彼の演技に深みを与える重要なスパイスとなったのは間違いない。彼はプライドを捨て、端役でも、どんな小さな仕事でも泥臭く食らいついていく覚悟を決めたのだ。