1962年、東京生まれ。日本を代表する製菓メーカー・森永製菓の社長(後に会長)を務めた松崎昭雄氏の長女として、彼女は生を受けた。絵に描いたような名門家系の令嬢である。聖心女子学院で初等科から高等科、そして専門学校へと進む中、彼女を取り巻く環境は常に厳格で、品行方正さを求められるものだった。
しかし、周囲の期待する「おとなしい令嬢」の型に、彼女は収まらなかった。学生時代の同級生たちは、当時の彼女を「明るく、とにかく流行に敏感で、周囲を巻き込むエネルギーに溢れていた」と振り返る。ディスコカルチャーが花開く直前の東京で、彼女は最先端の音楽やファッションを貪欲に吸収していった。