名作ドラマ『北の国から』において、富良野の大自然とそこに生きる人々の暮らしは、単なる背景ではなく物語の主役そのものだった。作中で描かれた、厳しい冬を乗り越えた後に訪れる春の喜び。それを最もシンプルに、そして力強く表現していたのが、食卓に上る山菜の数々だった。
中でも、くるりと丸まった愛らしい姿の「こごみ」は、苦味が少なく子供でも食べやすい春の定番だ。かつてテレビ画面を通して全国のお茶の間に届けられたあの素朴な情景が、SNSのショート動画や口コミを通じて、時を超えて現代の若者たちの心に刺さっている。