目を海外に向けてみると、日本の状況がいかに特殊であるかが浮き彫りになる。例えば、イギリスのBBCが放送する「Children in Need」や、アメリカのテレソン番組では、出演するトップスターたちの多くが完全なボランティア、あるいは労働組合が定める最低限の規定額のみで出演するのが常識だ。
なぜ日本だけがこれほど巨額の出演料を支払い続ける必要があるのか。そこには、日本の芸能界特有の「事務所との関係性」や「拘束時間の長さ」が関係している。数ヶ月前からトレーニングを重ね、本番では丸一日以上拘束される。これを無償で引き受けることは、タレント側にとっても死活問題になりかねないという擁護論もある。