今回のトラブルを引き起こした直接の要因は、午後3時過ぎから県内全域を襲った発達した積乱雲による猛烈な雷雨と局地的な突風だ。日立市や高萩市などの沿岸部から山沿いの地域にかけては、強風によって倒れた巨木が送電線や電柱を直撃・押し潰す被害が相次いで報告された。
特に高圧送電線網が集中的に被害を受けたエリアでは、変電所の自動遮断システムが作動。これが連鎖的な広域停電を引き起こす要因となった。東京電力の巡回チームは「風速30メートルを超える強風と激しい雨により、現場へのアクセス自体が極めて難航した」と語り、被害規模の全容把握すら一筋縄ではいかない過酷な現場の状況を明かした。