2026年現在、スマートフォンの普及とSNSの日常化は、一見すると人々を繋げているように見える。だが、実態は逆だ。
画面の向こうには「完璧な子育て」を演出するインフルエンサーたちの姿が溢れ、現実の泥臭い育児とのギャップに苦しむ母親たちを追い詰める。ネット上で繋がっているフォロワーは多くても、いざという時に子供を預かってくれるリアルな人間関係は皆無。そんな「デジタルな孤立」が静かに進行している。
「いいね」の数とは裏腹に、現実世界の部屋で一人、泣き止まない我が子を前に途方に暮れる。この構図は、16年前の大阪のマンションの一室と何ら変わっていない。