あれから10年が経過した2026年現在、パチスロ業界はスマスロの導入によって息を吹き返している。万枚報告が日常茶飯事となり、かつての活気が戻ったかのように見える。しかし、業界関係者の多くは「あの2016年の暗黒期があったからこそ、今の規制緩和のロビー活動や開発技術の向上があった」と口を揃える。
ユーザーを完全に無視したスペック作りを続ければ、市場そのものが消滅するという危機感を、メーカーが身をもって知ったのがあの年だった。2016年の惨劇は、業界にとっての劇薬であり、再生のための必要な破壊だったのかもしれない。