発症からわずか2ヶ月半。彼女は驚異的なスピードでテレビの世界に戻ってきた。後遺症をほとんど感じさせないハキハキとした語り口は、視聴者を安堵させた。
しかし、この「奇跡」は決して偶然ではない。脳梗塞治療における最大の鍵は「時間」だ。発症から治療開始までの時間が短ければ短いほど、脳へのダメージは最小限に抑えられる。超急性期に行われる血栓溶解療法(t-PA治療)などの恩恵をフルに受けることができたのは、救急車を呼ぶまでの迷いがなかったからに他ならない。彼女の復帰劇は、スピードこそが最大の救命処置であることを証明している。