倒木の影響は交通にとどまらず、ライフラインにも深刻な打撃を与えた。東京電力の発表によると、宇都宮市内の数千世帯で一時停電が発生。信号機が消灯した交差点では警察官が手信号による交通整理に当たり、周辺の商業施設や飲食店も営業見合わせを余儀なくされた。
「ドスンという地鳴りのような大きな音がして、窓の外を見たら隣の公園の大きな枝が電柱ごと倒れていた。一瞬で家中の電気が消え、恐怖を感じた」と、被害現場近くに住む50代の女性は語る。高圧電線に絡みついた巨木の撤去は二次災害のリスクが高く、電力会社の作業員と高所作業車が慎重かつ急ピッチで作業を続けている。