編集部が取材した素人個人撮影のトラブル事例の中でも、特に悪質なパターンが「ロケーションの無断変更」と「データの不正転売」です。
都内の女子大学生Aさん(20代)は、SNSで知り合ったカメラマンから「自然光の綺麗な場所でポートレートを撮りたい」と依頼されました。しかし当日、待ち合わせ場所に行くと「天候が崩れそうだから、近くのレンタルルームやホテルで撮ろう」と言葉巧みに誘導され、密室で露出度の高い衣装への着替えを執拗に迫られたといいます。密室に入ってしまうと、恐怖心から要求を拒否できなくなる被害者が後を絶ちません。
また、さらに深刻なのが個人撮影の画像流出です。「個人的な作品撮り」「コンテスト応募用」と説明されて撮影に応じた写真が、数カ月後に海外の成人向け有料サイトやマッチングアプリの無断転載画像として出回っていたというケースも頻発しています。悪質な撮影者が最初から転売目的で素人モデルに近づく手口が横行しており、事前の画像流出防止対策を講じていなければ、被害の立証すら困難になります。