発端はどこにあったのか。震源地となったのは、匿名掲示板の片隅に投下された数行の書き込みだった。それが瞬く間にインターネット・ミームとして改変され、独自の文脈を帯びて拡散していく。素人やったるおという言葉の響きには、どこか投げやりでありながらも抗いがたいユーモアと、アングラ特有の生々しさが同居している。
洗練された映像美が飽和した現代において、視聴者が反射的に求めたのは粗削りな「現場の熱」だったのかもしれない。言葉だけが先走り、実態が後から追いかける。この倒錯した広がりこそが、ネットカルチャーの持つ爆発力そのものだ。