スイス国内には自死幇助をサポートする複数の非営利団体が存在しますが、外国人を受け入れている団体と、スイス居住者のみを対象とする団体に明確に分かれています。代表的な組織がディグニタス(DIGNITAS)、エグジット(EXIT)、そして近年国際的な注目を集めるペガソス(Pegasos)などです。
最大規模を誇るエグジットは原則としてスイス国民および永住権保持者のみを支援対象としており、日本を含む海外からの希望者の受け皿となってきたのが1998年設立のディグニタスです。また、バーゼルを拠点としていたライフサークル(lifecircle)の活動再編に伴い、英語圏やアジア圏からの相談先としてペガソスの存在感も高まっています。
日本からスイスへ渡航して実施する場合、団体へ支払う諸経費(入会金・医療記録の査定料・致死薬処方料・スイス公式検視および行政手続き費用・現地での火葬と遺骨郵送代)に加え、渡航費用(ビジネスクラスや介護同伴者分の航空券)、現地ホテル宿泊費、翻訳・公証費用が上乗せされます。為替動向(スイスフラン高・円安)の影響も大きく、総額で250万円から350万円程度の実質予算を見込んでおく必要があります。