40名近い力士と親方衆が寝食を共にするメガ部屋の運営は、土俵上の稽古だけでは成り立ちません。伊勢ヶ濱部屋を裏から支える最も重要な存在が、伊勢ヶ濱親方の妻である淳子夫人(おかみさん)をはじめとする家族の存在です。
おかみさんは、毎日の大量の食事の買い出しや栄養管理、若手力士たちの健康診断の手配、さらには後援会関係者との連絡調整に至るまで、部屋のマネジメント全般を切り盛りしています。とりわけ宮城野部屋からの力士受け入れに際しては、生活環境の激変に戸惑う力士たちに温かく寄り添い、短期間で一つの「家族」として融和させた手腕は高く評価されています。
親方の厳しさと、おかみさんの細やかな気配りという両輪が機能しているからこそ、若い力士たちが安心して相撲に打ち込める環境が保たれています。