建築業界内部では、この現象をどう見ているのか。ある工務店の社長は、こう語る。「正直、恥ずかしい話です。でも、お客様の予算と要望を叶えようとすると、ああいう形になることもある。我々もプロとして、もっと美しいデザインを提案すべきだと反省しています」。
一方で、デザイン性を重視する建築家からは、厳しい意見も聞かれる。「あれは建築とは言えない。単なる箱です。もっと土地の特性を活かした設計ができるはずです」。
しかし、現実には予算の壁は大きい。高級なデザイン住宅を建てられるのは、一部の富裕層だけだ。噂の公衆便所ハウスは、日本の住宅業界が抱える構造的な問題を浮き彫りにしている。