テクノロジーは世代を分断する要因として語られがちだが、コンテンツの消費スタイルにおいては、むしろ世代を繋ぐ架け橋となりつつある。
グローバルなコンテンツが揃うNetflixでは、海外のドキュメンタリーや最新の話題作を孫が祖母に勧め、一緒に観賞する光景が日常化している。一方で、過去の名作アーカイブや質の高い歴史劇が豊富なNHKオンデマンドは、シニア層だけでなくレトロカルチャーに魅せられた若者層にとっても共通の話題作りの場となっている。
ひとつの画面を囲み、同じ作品に笑い、涙する。直接的な説教や説得ではなく、ストーリー体験を共有することが、会話のきっかけを失っていた家族の間に自然な笑顔を取り戻す起爆剤となっているのだ。