SUPER EIGHTとして多忙を極めるスケジュールを縫いながら、横山が弟たちに注いだ支援は徹底していた。次男には専門学校の学費を用立てて税理士への道を後押しし、三男には大学進学の費用を全額工面した。単に金銭を与えるだけではない。「もし留年したら全額返済しろ」という厳しいルールをあえて課すことで、甘えを断ち切り、社会で自立して生きていく強さを育もうとしたのだ。
自らは高校進学を諦め、現場仕事とレッスンに明け暮れた過去を持つ横山だからこそ、弟たちには胸を張って学問に打ち込める環境を与えたかったに違いない。二人の弟はその期待に応え、誰一人として脱落することなく見事に卒業を果たした。