ノルウェー捕鯨の真相|日本との違いと批判されない理由を徹底解剖

ノルウェー捕鯨の真相|日本との違いと批判されない理由を徹底解剖

ノルウェー捕鯨の真相|日本との違いと批判されない理由を徹底解剖に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

強固な政治姿勢とは裏腹に、ノルウェー国内における鯨肉の消費市場は急速に縮小しています。オスロなどの都市部のスーパーマーケットでは、かつて日常的に並んでいたクジラのステーキ肉を見かける機会が減少し、若年層の魚離れ・肉離れとともに需要が減退しています。

現地メディアの報道によると、捕獲されたミンククジラ肉の一部は、国内需要の低迷によってペットフード原料や動物園の飼料に回された事例すら報じられました。そうしたなかで、ノルウェーの捕鯨産業を経済的に救済しているのが「日本市場への輸出」です。

ノルウェー産ミンククジラは脂乗りが良く、日本の外食産業や加工業者から高い評価を受けています。日本が商業捕鯨を再開した後も国内供給量だけでは需要を満たしきれない部位があり、年間数百トン規模のノルウェー産鯨肉が輸入され、刺身やベーコンなどの原料として流通しています。ノルウェーの捕鯨船団にとって、日本は最大の顧客であり、経済的生命線となっているのが実情です。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。