端末が一切の反応を示さないとき、まず実行すべきは3分間の緊急リカバリー手順だ。最初に疑うべきは、充電ポートの奥深くに溜まった微小なホコリの塊である。ポケットやカバンの中で圧縮された繊維くずは、端子の金属接点を完全に遮断してしまう。木製やつまようじのような非導電性の細い棒を使い、端子を傷つけないよう慎重に内部を掃除するだけで、接触不良があっさり解消することは驚くほど多い。
次に試すべきは、強制再起動による電力制御ICの初期化だ。OSがフリーズして画面描画が止まっている場合、バックグラウンドでは充電が行われていても画面が点灯しない「見かけ上の充電不能」に陥る。各メーカー指定のボタン長押しコマンド(電源ボタンと音量ボタンの同時押しなど)を15秒以上保持し、システムを物理的にリセットする。これらを行うだけで、修理窓口へ走る手間の大半は回避できる。