宮崎美子の原点を語る上で欠かせないのが、1980年に放映されたミノルタ(現コニカミノルタ)の一眼レフカメラ「X-7」のテレビCMです。当時、熊本大学法文学部に在学中だった彼女が、木陰で服を脱ぎブルーのビキニ姿になってはにかむ姿は、日本中の視聴者に鮮烈なインパクトを与えました。
斉藤哲夫が歌うCMソング『いまのキミは、ピカピカに光って』のフレーズとともに、彼女は一躍国民的アイドルへと押し上げられます。当時の雑誌グラビアにおける宮崎美子 若い頃 画像を振り返ると、いわゆるモデル体型とは一線を画す、ほどよく健康的で親しみやすいプロポーションが特徴でした。この「隣にいそうな女子大生」というリアリティが、昭和後期のグラビア界に一大革命を起こしたのです。
この歴史的CMを手掛けたのが、日本を代表する写真家の故・篠山紀信氏でした。篠山氏による篠山紀信 撮影の現場では、彼女の飾らない素朴さと内なる生命力が見事に見抜かれ、40年の時を経て再び同じタッグで奇跡のカットが生み出される運命へと繋がっていきます。