人気絶頂期の裏側で、彼には大切なパートナーが存在していた。相手は一般女性であり、金子昇がまだ役者としての駆け出しで、将来の保証もなかった時期からの知り合いだという。売れない時代の苦悩や悔しさを誰よりも近くで理解し、陰で支え続けた彼女の存在こそが、彼の心の拠り所だった。
ふたりの出会いは、彼が上京して間もない頃の共通の知人を介した集まりだった。派手な芸能界の宴ではなく、ささやかな日常の延長線上にあった出会い。周囲の助言に耳を傾けつつも、二人三脚で歩みを進めた。下積み時代から彼を励まし続けた愛妻への感謝は、今も色あせることがない。