台湾エンタメ界を牽引するトップスターの許光漢(グレッグ・ハン)や楊丞琳(レイニー・ヤン)が出演する作品でも、台北の持つノスタルジックな街並みは印象的に描かれてきた。例えば、都会で生きる女性のリアルな葛藤を描いた話題作『台北女子図鑑』や、80年代の台北を舞台にした大ヒットミステリー『華燈初上 -夜を生きる女たち-』のような作品に通じる、独特のセンチメンタリズムと昭和歌謡的なレトロ感が、ここ赤峰街には脈々と流れている。
スクリーン越しに見たあの切なくも愛おしい台北の佇まいを、実際に自らの足で歩き、肌で感じられる体験。ドラマの主人公になったような気分で路地裏を散策すれば、何気ない街角の風景も特別な思い出に変わるだろう。