欧米の主要メディアも、日本の計画運休の精巧さと厳格さに注目している。海外では台風や大嵐の際、列車が線路上で立ち往生したり、運行会社が寸前に運休を発表して駅が大混乱に陥るケースも珍しくない。それに対し、日本の徹底した事前運休と復旧作業の速さは「奇跡的」と評されることが多い。
だが、称賛ばかりではない。一部の外国人旅行者からは「台風がまだ遠くにあるのに、なぜ今止めるのか」という困惑の声も上がる。極限までリスクを排除する日本型のアプローチと、利便性を追求する社会の要請。そのバランスをどう保つかは、インバウンド旅客が急増する2026年の日本にとって新たな課題となっている。