本来の神道的な教えと離れ、なぜ「縁切り神社」という認識がこれほど浸透したのか。その背景には、現代特有の情報インフラが深く関わっている。スマホで神社名を検索した際、Google 検索・ナレッジパネルの関連キーワードに「縁切り」という不穏な語句が掲示されることで、検索者の心理的ハードルが下がり、不安や興味を増幅させた。
加えて、YouTube(参拝ガイド動画)や各種SNSで「行ってはいけないカップルの共通点」「太鼓橋の恐ろしいジンクス」といった極端な演出が施された動画が拡散したことも見逃せない。アルゴリズムが人々の刺激的な好奇心を優先して拡散する現代において、噂の表層だけでなく、神社が歩んできた本物の歴史と神徳を理解する姿勢が求められている。