タイの物価は日本と比較して本当に安い?2026年最新生活費のリアル

タイの物価は日本と比較して本当に安い?2026年最新生活費のリアル

タイの物価は日本と比較して本当に安い?2026年最新生活費のリアルについての真相をご紹介します。

タイ滞在者が直面する最大のショックは、タイ日本より高いものが日用品スーパーの棚に数多く並んでいるという事実です。現地の日系スーパー「フジスーパー」や大型スーパー「Big C」の売場を精査すると、明確な価格差が浮き彫りになります。

筆頭に挙げられるのが乳製品・日配品です。熱帯気候のタイでは酪農の生産効率が限られており、国産品でも1リットルの牛乳が400円を超え、スライスチーズやヨーグルト、バターといった加工乳製品は日本の1.5倍から2倍近いプレミアム価格で販売されています。また、日本から輸入される醤油、味噌、マヨネーズなどの調味料は、関税と輸送コストが転嫁され、日本の2.5〜3倍の値札がつくことも珍しくありません。

嗜好品に対する課税も強烈です。アルコール類、特にワインには手厚い酒税・関税が課されており、日本で1,000円前後で購入できる日常用チリ産ワインが、タイでは700〜900バーツ(約3,100〜4,000円)まで跳ね上がります。さらに、ユニクロや無印良品といったおなじみのブランド製品も、輸入関税の影響により日本国内定価の1.2〜1.4倍の価格設定となっています。

盲点となりやすいのが光熱費と医療費です。タイの電力料金は近年段階的に引き上げられており、エアコンを24時間稼働させると単身世帯でも電気代だけで月15,000〜25,000円(約3,500〜5,500バーツ)に達します。また、外国人を受け入れるサミティヴェート病院やバムルングラード病院などの私立総合病院は、世界最高峰の医療技術を誇る一方で自由診療です。風邪の初診と投薬だけで1万〜2万円、盲腸などの入院手術になれば100万円超が請求されるため、高額な医療保険の加入が事実上必須となっています。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。