興味深いのは、今回の爆発的ブームを牽引しているのが当時を知らないZ世代やα世代の若者たちである点だ。TikTokやInstagramでは、作中の象徴的なセリフやポーズをアレンジした短尺動画が瞬く間に拡散。世界中のユーザーが自分なりのファンアートやミームを投稿し続けている。
「レトロでポップ、そしてどこか開き直った底抜けの明るさがとにかく新鮮」——都内のデザイン専門学校に通う20代の女性は目を輝かせる。重厚でダークなストーリーが主流となった現代のエンタメにおいて、どこまでもポジティブで開放的なストーリーテリングが、逆に現代人の抑圧された心に刺さっているようだ。