原口氏のキャリアを語る上で欠かせない存在が、映画監督の樋口真嗣氏だ。二人は長年にわたり、互いの才能を認め合い、刺激し合ってきた盟友である。デジタル全盛のSFアクションや特撮作品において、二人は常に「人間の手で作るものの凄み」を追求してきた。
かつてTwitterと呼ばれた現X(旧Twitter)の上でも、クリエイター同士の交流やリスペクトが垣間見える瞬間は多い。全編フルCGで処理することが容易になった現代にあっても、彼らが粘土をこね、ラテックスを塗り、ミニチュアを爆破することにこだわる理由は何か。それは、カメラのレンズを通したときにしか生まれない「本物の影と光」を信じているからだ。今回の投稿の背景にも、そうした造形美学への妥妥なき情熱が潜んでいる。