藤谷美和子の芸能界での歩みは、まさに昭和から平成のエンターテインメント史を象徴するものでした。1977年、14歳の時に出演したカルビーポテトチップスのCMで「100円でカルビーポテトチップスは買えますが、カルビーポテトチップスで100円は買えません。あしからず」というフレーズとともに一躍脚光を浴び、国民的な美少女として認知されます。
その後、ドラマ『ゆうひが丘の総理大臣』や映画『海燕ジョーの奇跡』『化身』などに出演し、日本アカデミー賞助演女優賞を受賞するなど実力派女優としての地位を確立。その一方で、記者会見やバラエティ番組で見せる予測不能な発言や天真爛漫なリアクションから、メディアは彼女を「プッツン女優」と命名し、過熱報道を繰り返すようになりました。
1994年には、自身が主演したドラマの挿入歌として、音楽プロデューサーの大内義昭氏とのデュエット曲『愛が生まれた日』をリリース。累計売上130万枚を超えるミリオンセラーを記録し、第36回日本レコード大賞優秀賞を受賞、同年のNHK紅白歌合戦にも初出場を果たしました。この楽曲は現在も平成を代表するデュエットソングの金字塔として歌い継がれています。