藤田未来の挑戦──バンコクから世界へ届ける日本語教育の新潮流

藤田未来の挑戦──バンコクから世界へ届ける日本語教育の新潮流

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なぜバンコクなのか。この問いに答えるには、東南アジアにおける日本語学習熱の高まりを理解する必要がある。タイでは近年、日系企業の進出が加速し、日本語能力を持つ人材への需要が急増している。観光業や製造業、介護分野でも日本との連携が深まり、実務レベルでの言語スキルが求められる時代になった。

藤田はこの流れを敏感に捉えた。日本国内にとどまらず、現地に身を置くことで学習者のニーズを直接把握できる。バンコクという多文化都市は、彼女にとって教育実験の最適な舞台となった。時差を利用すれば日本の夜間にも授業を提供でき、グローバルな学習者層にリーチできる利点もある。

オンライン教育プラットフォームの活用戦略

モジュロ言語スクールとSchooという二つのプラットフォームを軸に、彼女は異なる学習者層にアプローチしている。前者では個別指導や少人数制クラスを重視し、後者では大規模な受講者に向けた動画講義を展開する。この二刀流が、彼女の教育活動の幅を広げている。

Schooでは録画授業と生放送を組み合わせ、リアルタイムで質問に答える形式を採用している。視聴者は日本全国に散らばり、時には海外在住の日本人や日本文化に興味を持つ外国人も参加する。一方、モジュロ言語スクールでは、タイ人学習者を中心に、ビジネス日本語や日常会話のスキルを磨く授業を提供している。

オンライン学習プラットフォームの活用
中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。