ネットスラングとしての「バブみ」には、大きく分けて2つの相反する意味が存在します。検索した際に解説サイトによって説明が食い違って見える最大の要因は、この「語源通りの意味」と「現在主流の意味」の二重構造にあります。
本来の定義におけるバブみとは、「年下の女性や少女キャラクターに対して感じる母性や包容力」を指します。赤ちゃんの泣き声「バブー」に接尾辞「み」を付加した造語ですが、「対象が赤ちゃんっぽい」のではなく、「対象に対して自分が赤ちゃんになって甘えたくなるような母性を感じる」という受け手側の精神状態に焦点を当てた言葉でした。
一方で、現在のSNSや推し活シーンで主流となっている解釈は、「対象が放つ赤ちゃんのような幼さ、あどけなさ、ピュアな可愛らしさ」です。言葉の字面からストレートに連想された結果、意味が逆転して定着しました。現在ではどちらの用法も文脈に応じて使われていますが、コミュニケーションの齟齬を防ぐためには双方の背景を把握しておく必要があります。