高卒ルーキーとして東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した2007年、契約金1億円、年俸1500万円(推定)からスタートしたキャリアは、瞬く間に球界の頂点へと駆け上がった。新人王獲得から始まって沢村賞、MVPとタイトルを総なめにし、ポスティングシステムによる移籍前年の2013年には日本野球機構(NPB)トップクラスとなる推定4億円に到達。そこからの跳躍は、まさに異次元だった。
メジャーリーグベースボール(MLB)の名門ニューヨーク・ヤンキースと交わした7年総額1億5500万ドル(当時の為替レートで約161億円)という契約は、投手としてメジャー史上5位(当時)のメガディールとなった。日米通算の年俸推移を合算すると、これまでに稼ぎ出した生涯総収入は250億円を優に突破する計算になる。この天文学的な数字は、単なる実力への対価にとどまらず、彼が投げ合う舞台の興行価値を何倍にも引き上げた証拠だ。