ドアを開けると広がるのは、長テーブルがずらりと並ぶ圧巻の光景だ。隣の客と肩を並べながら盃を交わすスタイルは、大衆酒場が本来持っていた「温かみ」を現代にそのまま届けてくれる。見知らぬ同士であっても、同じ鍋を突き、旨い酒を飲めば自然と会話が弾む。
スタッフの手際よい接客と、活気あふれる声が行き交う空間には、気取ったレストランにはない居心地の良さがある。一人でふらりと立ち寄って馬刺しで一杯ひっかけるも良し、仲間と大勢で鍋を囲んで歓談するも良し。どんな客をも包み込む懐の深さが、この店には満ち溢れている。